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業務部門の省エネ・省マネーを考えましょう 

業務部門の省エネ・省マネー

■使用電力の把握

 簡易電力ロガーにより、電灯系統や動力系統の使用電力の推移、建物各階ごとの使用電力の推移、機械ごとの使用電力を測定します。事業所の運営形態や機器の稼働状況と、使用電力の推移の整合性がとれているかが分析のポイントです。


 ■1週間の推移から課題を抽出

  1週間の推移から機器の使用電力の動きを把握し、需要電力の削減、使用エネルギー削減ポイントを絞り込みます。
  下図は1台の機器の使用電力の推移です。
  10:00頃の電力の押し上げは、施設全体の需要電力の上昇に影響しそうです。
  日により変化が異なっていますので、押し上げの原因を探り、業務管理の見直しへ結びつけることができそうです。

     
     


 ■需要電力と複数の機械の使用電力
 
  1日の施設全体の需要電力の推移と複数台の機器等の電力の推移を並べると、エネルギー管理のポイントが見えて
 きます。
  下図の例では、ほぼ1日稼働しているエアコンと、機器の中でも大きな割合を占めているコンプレッサーの管理が
 重要と考えられます。
  需要電力の折れ線グラフと、エアコンや各系統の積み上げ棒グラフの間に空白が生じています。
  ここにも省エネのポイントが隠れていそうです。

     
            


 ■改善効果の確認

  蛍光灯照明をLED照明に換えた場合の効果の確認例を示します。
  図の上部の黄色い線グラフが蛍光灯の使用電力の推移、下部の色つきの線グラフがLED照明の使用電力です。
  深夜早朝で約2kW、早朝から夜間にかけては4〜8kW程度の削減効果が見られます。

     


山陰エコライフ研究所

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