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省エネバリアをご存じですか 

省エネバリアをご存知ですか?

省エネバリアとは

省エネバリア

 エネルギー使用量削減の必要性については、多くの方が理解されています。待機電力の削減、冷暖房の温度調節、照明のLED化などの取組も進んでいます。
 一方で、対策を行えば利益があるにもかかわらず、自らでは気づくことができなかったり、対策を行うことができないという実態も存在します。
 エネルギー対策を行いたいが取り組むべき部分や効果的な方法が分からない、対策を模索するためのスキルがないといった障壁を「省エネバリア」と呼んでいます。


省エネバリアの存在


様々な省エネバリア


省エネバリアの克服

 省エネバリアを克服するためには、地域にあるたくさんの知恵や技術が必要です。
 山陰エコライフ研究所では、地域の関係機関・団体と、省エネバリアを克服するための調査研究を行っています。



【事例1】 機器取り替え時に、契約変更をしていなかった

 1年間の電気料金を見える化しただけで、問題が判明しました。電気料金のほとんどが基本料金で、従量料金はわずかです。原因は、機器を取り替えた時、電気契約の変更をしていなかったことにありました。この事業者さんは、長年、電気料金が高いと感じていたそうですが、適切なアドバイスを得る機会がなかったことが課題と言えるでしょう。


【事例2】 公平な判断が求められた

 機器を更新する際、使用するエネルギーを電気にするのか、ガスにするのか、迷う事例はよくあります。どちらか一方のエネルギー供給事業者の意見に偏ると、多くの無駄な経費を費やす危険があります。施設の運営状況や過去の機器管理状況を分析しながら、地域の設備事業者やエネルギー供給事業者の信頼ある情報を得ることが大切です。


【事例3】 使用実態が分かるデータが不足

 照明の省エネ対策を進めたい事業者さんから、LED照明の選定の相談がありました。
 1年間のエネルギー使用量を見える化すると、対策をしなければならないエネルギーは重油でした。しかし、重油の購入量は分かるのですが、使用実態が不明です。
 蒸気ボイラーに使用していましたので、さっそく水量系、重油流量計を取り付けることにしました。省エネ対策の基本は、事業所ごとに異なっている課題を見つけ出すことにあります。


【事例4】 省エネ診断が後押し

 ポンプやコンプレッサーにインバーターを取り付けると省エネになることは、よく知られています。しかし、設置経費に見合った効果が得られるかどうか判断できず、手をつけない事例がたくさんあります。
 「数年で元をとらなければ・・・」というだけの判断が、多くの無駄な経費を費やす結果となります。詳細な現状分析と事業の継続性を見据えながら、対策を練ることが大切です。



山陰エコライフ研究所

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E-mail : sanin.ecolife@gmail.com